道路交通法改正とてんかん患者、パチンコの注意点

てんかんの患者が交通事故を起こすとメディアが大きく取り上げる傾向にあり、社会的反響も大きいため、患者の自動車運転に関する議論はこれまで何度も再燃してきました。
平成26年に施行された改正道路交通法では「一定の病気等に関する質問制度」が新設され、この一定の病気等にてんかんも含まれています。
免許の取得・更新時に症状への質問があり、はいかいいえで答えます。虚偽回答に対しては罰則が設けられており、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
また法改正によりてんかん患者を診察した医師が任意で各都道府県の公安委員会に届け出ることが可能になり、これは医師の守秘義務に抵触しません。
実際に事故を起こした場合は発作の疑いの段階でも暫定的に免許の停止ができますが、事故原因が一定の病気等と無関係であると判明した場合はこの停止処分は解かれます。
病気を理由に免許が取り消された場合はどうなるのでしょうか。免許取り消し日より3年以内に病状が回復し、運転適正ありと判断されれば再取得が可能です。

意外な娯楽の中にもてんかん患者を阻む落とし穴があります。現在では映画やテレビ、ビデオゲームで光の刺激によるてんかん発作を防ぐためのガイドラインをもうけ、激しい光の明滅が自主規制されています。しかしこういった配慮をしていない娯楽分野もあり、そのひとつがパチンコです。
パチンコ台は音や光による演出が過激さを増す一方、てんかん発作の可能性は考慮されていません。そのため遊興中に発作を起こすケースがあります。
もっとも簡単な対策はパチンコをしないことですが、大事な趣味だから我慢するとストレスになってしまうという方、はなるべく画面や光を直視せず、長時間の遊興はさけるようにしましょう。また体調がすぐれないとき、発作の前兆があるときは遊ぶのをやめておきましょう。